つれづれなるままに〜IT関連企業を振り返りつつ〜

六本木のディスコ「ベルファーレ」でベンチャー企業の経営者の交流会『ビットスタイル』が開かれ

た2000年2月、私は証券会社の新米営業マンでした。

当時のIT企業の熱気は凄まじいものがありました。ビットスタイルに参加するためソフトバンクの

孫社長はスイスのダボスからチャーター機で帰国して参加するほどでした。

証券マンの中には、ネットベンチャー企業はなんでも買いといって顧客にドンドン買わせる方も

大変に多くいました。証券マンに勧められて、確かに、2000年2月まではIPOやネット銘柄でとん

でもない儲けをだす投資家も多々いたのも事実です。

しかし、ご存知のようにCSKの超大型公募増資発表からネットバブルは一気に崩壊してしまっ

たのです。

特に最悪であったのが、皆様も記憶にあるかと思いますが、『光通信』でした。20日連続S安

というとんでもない状態におちいったのでした。

この銘柄も含め、ネットバブル崩壊で立ち直れないほどの損失をだしてマーケットから退場して

いった投資家が非常に多かったのを記憶しております。中には、退場どころではなく信用の追証

が払えず、自殺してしまった人もいたそうです。

ただ、おかげさまで、私はこのネットバブルを新米証券マンながら、「大変に冷めた目」で見て

おりましたので、ネットバブル崩壊に巻き込まれずにすみました。

当時の私は、今ではごくごく普通ですが、1998年ごろからHPを自分自身で製作し、かつ、副業で

ネット販売(BtoC)もしていましたので、HP製作だけでそんなに儲かるはずはない、又は、現行

利益に対して期待成長率が高すぎる

(=異様株価)と肌身で感じていた事で大変に冷めた目でいられたのでしょう。

おかげで、私は当時顧客にネット銘柄よりは1株純資産割れ銘柄や配当利回りの良い株又は、

額面割れの転換社債をかなり勧めて実際にたくさん投資していただきました。

(中には、若いのにドンドン上がるネット銘柄に見向きもしない私をおもしろくない奴といって、切

り捨てる顧客もいたことも事実ですが。)

余談ですが、当時額面割れCBで最終利回りで7〜8%になるものがあり、その会社のB/Sやら

資本関係やらをかなり詳しく調査し、この内容なら買いだ!と判断し当時、全国に流通している

この会社の発行済みCBの実に約5%を私のお客様だけで買ってしまいました。

その後、そのCBは無事額面償還されました。

(当時、その会社の財務部門から私の勤務していた証券会社へCB大量買いに関して問い合わ
せがくるほどでした。)

このように、結果オーライかもしれませんが、私は新米証券マンながらネットバブル崩壊に巻き

込まれなかった事もあり多くの私の顧客の信用も失墜せずにすみました、いや、むしろ当時、既

存の顧客に新規のお客様をご紹介いただけることも多々ありました。

(反面、ストレートボンドやらCBやら”売買の少ないバリュー株”ばかり勧めておりましたので手

数料成績はさほどよくありませんでした^^;;)

 さて、過去を振り返って現在のIT銘柄は買いなのか、それとも過去きた同じ道(いずれ株価崩

壊)なのか?

おそらくその答えは、歴史のみが証明できることではありますが、私は、今のIT銘柄は基本的に

買い』だと考えて

おります。その訳は・・・次回に!


 
 

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