つれづれなるままに〜数字で見る世の中〜

(FPジャーナル18/1月号より)

子供と同居している65歳以上の高齢者は、厚生労働省「国民生活基礎調査」によると1980年には69%でしたが、年々

減少して、1999年には50%を切り、2002年には47.1%になっています。

理由は様々でしょうが、嫁姑問題・転勤族の増加・「お互い干渉しないほうが快適」とい方が増えたのもあると思いますね。

マイホームが持ちやすくなってきたのも理由の1つだそうです。

確かに、そういえば、頭金0円で月々アパートの家賃並みの返済額で1戸建て住宅が購入できるという

チラシ広告が最近非常に多いですね・・・(ただし当然、30年ローンとかですが・・・60歳をかる〜く越えてますよ、あっしが

購入した場合^^;)

しかし、年々減少していた同居率が2003年には0.7%増加し、47.8%になってきました。結婚した子供たちが

両親と同居し始めたのか!?嫁姑問題を克服して???

実際は、社会の変化と大きく関係があるようです、つまり、深刻な長期不況のせいであろうと・・・

1991〜2000年までの間(バブル崩壊後の長い不況期)に正規社員がドンドン減り、変わって大幅に増加したのが、非正規

社員(いわゆる、フリーター派遣社員・パート・契約社員など)であったため、とても住宅購入などできず、親との同居という

選択肢が増えたのでしょう。

ボーナスがないどころか、明日の雇用さえ安定しない非正規社員では、確かに長期の住宅ローンを組むのは難しいと考え

るからでしょう。

嫁姑問題はやはり未解決でしょうが、経済的理由が同居率を高めたらしい^^;

さらに、少子化・非婚化が私はこの傾向をさらに今後、強めるのではないだろうかと思います。

例えば、大企業の中では、転勤の伴わない職種が人気と聞きます、親の介護など昔は多くの兄弟の中から親元に残った

者が面倒をみれば良かったのでしょうが、合計特殊出産率が1.2%台の今、代わりになる兄弟はいないケースが多いで

しょう。転勤がない職種への人気が高いのは

当たり前といえば当たり前でしょう・・・・・・そうなると、優しい子(自立心・独立心の薄い子ともいう)が増えるわけで

おのずと同居する方が増えるでしょう。

そして、さらなる最大理由が非婚化でしょう。親と同居することによって、お互いがメリットがあるわけです。

老親は介護の心配などクリアーできるメリット、反面、子は家事をしなくてすみ、かつ、家賃が不要で、非正規社員でも

それなりに可処分所得を確保できるなどのメリットがある。お互いに、現在時点においてはメリットがあり

いいわけです。

(しかし、今の老親はいいが、独身の子には子がないわけで、そのような方の老後は大変でしょう、また、住宅に関しても

築年数が大幅にたっているでしょうから、大改修=かなりまとまったお金が必要な可能性もあるでしょう。)

いろいろ考えられますが、私が思うに、どの選択肢よりも非婚化の勢いが止まらず、老親+独身者の子のみ世帯が今以上

にどの組み合わせ以上に増加し、結果的に同居率は少しずつ上昇してくのではないでしょうか。

→株式投資で考えた場合、リフォーム業界やら中古住宅売買などの業種は、競争は激しいでしょうが、やはり、堅実な

成長が望めるセクターなんでしょうね

 


 

[HOME]